今回はキャンピングカーの車内の電気とバッテリーについて詳しく見ていきましょう!
普通車ではエンジンを切った状態で車内のライト(照明)をつけたままでいるとバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなってしまいます。
ですが、キャンピングカーは普通車とはちがい、車のメインバッテリーとは別に「サブバッテリー」がついているため、夜でも車内は明るく過ごすことができたり、また携帯の充電や炊飯器、電気ケトルなどの電化製品を使うこともできます。
この「サブバッテリー」から電気を取ることによって、車内の照明はもちろん冷蔵庫や水道、TV、換気扇などが使えるようになっています。
エンジン停止中も車内で快適に過ごせる優れたアイテムです!
「サブバッテリー」と「メインバッテリー」は回路が分かれているため、車内の電気を使いすぎて例えサブバッテリーが空の状態になったとしても、車のエンジンはかかりますので安心してください。
また、サブバッテリーは「走行充電」「ソーラー充電」「外部電源の接続」といった方法でサブバッテリー本体の充電を行います。
車を走らせている時に充電される。
※エンジン稼働状態(アイドリング)でも充電はされますが、就寝時などはエンジン音や排気ガスの排出、地球環境にもよくないためあまりおすすめはしません。
キャンピングカーの屋根にソーラーパネルが設置されており、太陽光により充電される。
キャンピングカー以外の場所から電気を確保する充電方法。
オートキャンプ場やRVパークにある外部電源とキャンピングカーを専用のコードで接続し充電を行います。
走行充電、外部電源での充電が可能。
走行充電、ソーラー充電、外部電源での充電が可能。
サブバッテリーはついてませんが、車内常備品でポータブルバッテリー(500wまで使用可能)を車内にご用意しています。
次にサブバッテリーと同じく重要なのが「インバーター」です。
一般的な家庭用コンセントの電気はAC100V(交流100V)といわれ、車のメインバッテリーやサブバッテリーはDC12V(直流12V)と言われています。
サブバッテリーに充電した電気は DC12V(直流12V)のため、このままでは電化製品を使うことができないんです。
そこで使われるのが「インバーター」という機械です。
インバーターは、バッテリーから送られてくる電気(直流12V)を一般家庭用の電気(AC100V)に変換してくれるものです。
AC100Vに変換することによって、車内で携帯の充電や炊飯器、電気ケトルなどの電化製品を使うこができるようになっています。
インバーターによって100W〜2000Wと出力は異なりますが、キャンピングカーに搭載されているのは250W~1500Wくらいのものが多いです。
テレビ、DVDデッキ、携帯やパソコンの充電等は消費電力が少ないため300Wのインバーターで使用できます。
炊飯器、電気ケトルなど消費電力が大きい電化製品を使うには1500Wくらいのインバーターが必要です。
300Wインバーター搭載。外部電源接続時は消費電力が大きい電化製品も使用可能になります。
300W、1500Wインバーター搭載。
インバーターはついてませんが、車内常備品のポータブルバッテリーでACコンセント、USB等の電気が使用可能です(500wまで使用可能)。
ただし、こうした電化製品はサブバッテリーに充電された電気を使うため、もちろん電気を使いすぎるとバッテリーは空になってしまいます。そうなると車内の照明がつかなくなってしまったり、冷蔵庫が冷えなくなってしまったりするので、消費電力が大きい電化製品を使う時はなるべく外部電源を接続した状態で使うようにしましょう。
また、使っていない電気はこまめにスイッチをオフにしたり、使う時だけコンセントを挿すなど工夫して過ごすことが大切です。
いかがでしたか?
今回は車内の電気とバッテリーについてご説明しました♪