私たちの生活に欠かせない「水」
毎日の手洗いやうがい、料理、食器洗い、歯磨きや洗顔など「水」は重要な役割を持っています。
旅中(車中泊)もいつもと同じように「水」が使えたらすごく便利ですよね。
キャンピングカーには車内に水道・シンクが付いているためご家庭と同様に手洗い、うがいはもちろん生活用水の利用が可能なのはキャンピングカーの魅力の一つです!
今回はキャンピングカーの水道について詳しく見ていきましょう!
外から帰ってきたら手を洗う、うがいをする。
使い終わった食器や調理器具を洗う。
寝る前に歯を磨く、朝は顔を洗う。
私たちがいつもしている当たり前の行動は、普通車での旅だとそう簡単にはいきません。
手洗いやうがいをするためにわざわざ道の駅やサービスエリアに寄らなければならなかったり、食器や調理器具を洗える場所はキャンプ場の炊事場くらいです。
時間や旅費とは別にさらにお金もかかります。
でも、キャンピングカーならこれらすべてが車内で済ませられる!
わざわざ道の駅やサービスエリアに寄る手間も時間も、炊事場を利用するためにキャンプ場を予約する必要もありません。
キャンピングカーに装備されている水道はご家庭の水道とは少し違います。
移動を伴うキャンピングカーには、取り外しができるタンクを2つ積んでいます。
給水タンクに水を溜め、水道ポンプで吸い上げることで蛇口から水がでてきます。
そして使用した排水が排水タンクへ流れ、溜まっていく仕組みとなっています。
タンクの容量は車両によって異なります。
【 容量詳細(給水用、排水用共通)】
・スタンダードクラスアミティ … タンク容量10リットル
・ハイクラスセレンゲティ ……… タンク容量19リットル
・軽キャンハイゼットカーゴ …… 水道設備なし
水道ポンプは「サブバッテリー」からの電気で動いているため、車のエンジン停止中も使用することができます。
車内電気やサブバッテリーについてはブログ「車内電気とバッテリーについて」をチェック!
1.まずはシンク下の給水タンクと排水タンクを確認!
右が「給水タンク」左が「排水タンク」です。
間違えて水を排水タンクに給水しないようにしっかりと確認してください。
2.給水タンクに水を入れる。
【 注意点 】
ご出発時は給水タンクは空になっています。
タンクに給水する水量は満タンにして走行すると車体の揺れで水が溢れる可能性があります。
【 給水目安 】
・スタンダードクラスアミティ(タンク容量10リットル)…タンクが浅いため、走行中はタンクの
半分以下もしくは利用する直前に給水するようにしてください。
・ハイクラスセレンゲティ(タンク容量19リットル)…タンク7分目を目安に給水してください。
3.給水タンクに「水道ポンプ」を入れ、しっかりとキャップを締める。
「主電源」のスイッチを入れ、水道の蛇口を捻ると水が出ます。
4.排水はシンク下に設置している左側の排水タンクに流れる。
いつもと同様に手洗いやうがい、食器洗い、歯磨きにご利用ください。
【 ポイント 】
水道を使用しない時は「主電源」を切っておくとサブバッテリーの電気消費を抑えることが
できます。
【 注意点 】
◆飲料水として使用しない
キャンピングカーの給水タンクに入れた水は、常温の汲み置き水なので飲料水としては使用しない
でください。炊事や飲用の水は別途でご用意ください。
◆油や熱湯など高温の液体、カップラーメンの残り汁は流さない。
タンクの変形・破損、ホースが詰まってしまう恐れがあります。
【 冬場の水道凍結について 】
気温が氷点下の場合は蛇口内、ホース内に残ってる水が凍結する可能性があります。
凍結したまま作動させると故障に繋がる恐れがあるため、冬場の間は水道の利用を停止させていた
だいております。
◆水道利用停止期間:11月中旬~3月上旬◆
※利用停止期間については外気温により変動するため、水道ご利用の際はご相談ください。
◆給水場所…キャンプ場、RVパーク、旅先の湧き水、ご自宅など
◆湧き水が汲める場所…大雪旭岳源水、京極町ふきだし公園、ナイベツ川湧水など
※コンビニ、ガソリンスタンドなどで給水する際は管理者に許可を得てから行ってください。
※ガソリンスタンドの場合は井戸水や工業用水の可能性もありますのでしっかりと確認しましょう。
◆排水場所…キャンプ場、RVパークのダンプステーション、ご自宅
その他所定の排水可能な場所ではルールとマナーを守り処理を行ってください。
※道の駅、サービスエリアのトイレや洗面所に流すことは禁止です。
いかがでしたか? 今回はキャンピングカーの水道について詳しくご紹介しました! ご家庭と同様に生活用水を使えるキャンピングカーの旅! ぜひしてみてはいかがでしょうか♪